■ぎっくり腰(腰椎捻挫)
<症状>
- 一般的に不自然な姿勢で重いものを持ったり、腰をひねった瞬間に腰に激痛が走って動けなくなります。
- 咳やくしゃみなどしたときに起こることもあります。
- 症状がひどい場合は、前かがみのまま動けなくなります。
<原因>
- 腰椎に無理な力がかかって炎症を起こす急性腰痛です。
- 痛みは、関節包、骨盤の筋肉や靭帯、筋膜が損傷(肉ばなれ)したことによって起こります。
- 過度の疲労やストレス、加齢による筋肉の老化、座りっぱなしの仕事、腰に負担がかかる仕事、腰椎椎間板ヘルニアも原因としてあげられます。
<治療>
- 痛みが激しく動けない場合は、膝を曲げて横になり安静を保ちます。(マッサージや入浴は禁止)
- 消炎鎮痛剤の坐薬や湿布などの使用で、通常は1週間くらいで痛みは和らぎます。
- 1週間以上痛みが取れないときや下肢のしびれが出現した場合は、腰椎椎間板ヘルニアあるいは腰椎圧迫骨折などが疑われるため、専門の整形外科を受診します。
- 痛みが治まってきたら、徐々に体を動かしていき、患部を温める温熱治療や腰椎牽引などの理学療法も効果的です。
- 上記のほか、ぎっくり腰予防のために腰椎体操もあります。