■急性扁桃炎
<症状>
- のどが激しく痛み、耳のほうへ痛みが放散することもあります。
- 上記の他に、38℃を超える高熱、頭痛、悪寒(おかん)、全身倦怠感(けんたいかん)、を伴って急性に発症します。
- さらに進むと、首のリンパ節が腫れてひどく痛みます。しばらくすると、赤く腫れた扁桃の表面に白い膿腺(うみの固まり)を認める場合があります。
<原因>
- 扁桃のリンパ組織が病原体を防御しきれずに、炎症を引き起こします。
- ウイルスや細菌の感染により起こります。原因菌は、アデノウイルスやEBウイルス、A群β溶血性連鎖球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌などです。
- 風邪や過労が引き金になります。
<治療>
- 細菌検査をして抗菌薬と鎮痛薬を投与される場合が多く、うがい薬を併用することもあります。
- 症状は1週間程で改善しますが、その間のどの痛みがあるため、飲み込みやすい食べ物で栄養補給して下さい。
- 熱が下がらず、のどの痛みが強くて食事がとれない場合は、入院して点滴治療となります。