■性器クラミジア感染症
<症状>
- 全国で約100万人以上の感染者がいると推定されています。
- 性行為から1~3週間後に軽い症状が出現します。
- 男性の場合は、排尿時の熱感やしみる感じ、外尿道口のかゆみなどの症状があります。
- 女性の場合は、薄いおりもので下着が汚れる程度で、自覚症状がなく気づきにくいといわれています。
- 妊婦が菌を保有していると、出産時に産道感染によって、新生児の目の感染症であるトラコーマを起こすことがあります。また、クラミジア肺炎を起こすこともあります。
- クラミジア感染症を放置すると、男性では非淋菌性尿道炎や精巣上体炎を起こします。女性の場合は、子宮頸管炎や卵管炎を起こし、不妊症の原因となることがあります。
<原因>
- 主に「クラミジア・トラコマチス」という病原体に感染して起こります。
<検査>
- 抗体検査、あるいは尿道や膣からの分泌物を採取して、病原体の有無を調べます。
<治療>
- テトラサイクリン、マクロライド系の抗生物質の服用で治療します。
- 多くは、1~2週間で治癒します。