坐骨神経痛

■坐骨神経痛

<症状>

  • 太ももの後ろからふくらはぎ、足首やかかとにかけてしびれや痛みが出現します。
  • 前かがみの姿勢で痛みを生じることが多いです。

<原因>

  • 坐骨神経は、第4、第5腰神経と第1~第3仙骨神経からなり、腰椎の腰髄から足の裏まで伸びている神経で、末梢神経のなかで最も太く長い神経です。
  • 坐骨神経痛は、坐骨神経が圧迫などにより刺激されることによって生じる痛みの総称です。
  • 原因として、腰椎椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、高齢者に多い変形性腰椎症や腰部脊柱管狭窄症などが考えられます。

<治療>

  • 坐骨神経痛になってしまった場合は、まず安静を心掛けます。
  • 坐骨神経痛の痛みのピークは、当日でその後は徐所に回復してきます。
  • 薬物療法としては、消炎鎮痛薬の服用や坐薬、筋弛緩薬で痛みを和らげます。
  • ホットパックなどの温熱治療、牽引治療などの理学療法も治療としてあげられます。
  • 上記のほか、原因によって硬膜外ブロック、神経根ブロックなどのブロック注射、また手術法が選択されます。