■外陰皮膚掻痒症
<症状>
- 外陰部に強い痒みを感じるようになります。
<原因>
- 外陰炎、膣炎、全身性の病気、ビタミン不足などの他、外陰パジェット病という特殊な病気の初期症状でも認められます。
<治療>
- 原因疾患を調べて、原因となる病気を治すことによって、自然に痒みはおさまります。
- 原因がわからない場合は、痒みを止める抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬、ビタミン剤などを用います。
- 外陰部の症状には、痒みや炎症を抑える軟膏を塗布します。場合によっては、精神安定剤が効果を発揮することもあります。
- 外陰部を清潔に保ちます。
- 石けんでゴシゴシ洗うのは、かえって悪化させてしまうため、ぬるま湯さっと洗い流す程度にして下さい。
- 刺激物の摂取は控えるようにします。
- 便秘をしないようにします。
- 精神的ストレスをためないようにします。
- イライラしていると、痒みは治るどころかますますひどくなってしまいます。