肩関節脱臼

■肩関節脱臼

<症状>

  • 肩の関節が外れた状態をいいます。
  • 肩関節の脱臼直後に、激しい痛みを生じて腕を動かせなくなります。
  • 前方(胸に向かって)に外れる前方脱臼が9割と最も多く、次に下方に外れる下方脱臼、後方(背中側)に外れる後方脱臼の順に多くみられます。

<原因>

  • スポーツや事故などによって、肩関節が無理に動かされた時に起こります。
  • 上記のほかには、最初から関節がゆるく、外れやすい状態になっている場合もあります。

<治療>

  • 24時間以内に整形外科を受診して、整復(脱臼をもどす)すると、ほとんどは麻酔を使用しなくてすみます。
  • 整復後は、反復性脱臼(軽度の外力でも脱臼を繰り返す)を予防するためにも、肩を三角巾などで3週間ほど固定します。
  • 脱臼から時間が経過している場合や骨折をともなう場合の整復には、手術が必要になります。