膣カンジダ症・カンジダ膣炎

■膣カンジダ症・カンジダ膣炎

<症状>

  • 外陰部にかゆみを生じ、チーズや酒かすのような白いものが、おりものに混じります。外陰部は、炎症を起こして赤くなることもあります。

<原因>

  • カビ(真菌)の一種であるカンジダが、膣の中で繁殖して炎症を起こす病気です。
  • 妊娠中や抗生剤を多用していたり、経口避妊薬を長期にわたって使用していると、膣内の抵抗力が落ちて感染しやすくなります。

<検査>

  • 膣分泌物を採取して、顕微鏡や培養検査などで調べます。

<治療>

  • 膣内を洗浄して、イミダゾール系のカビに有効な抗真菌薬で治療します。
  • 外陰部の炎症に対しては、抗炎症薬を患部に塗布します。
  • パートナーも感染している可能性が高いので、一緒に検査を受けて治療することが大切です。
  • 受診する前にビデなどで膣を洗浄してくる方がいますが、検査するべき(おりもの)がなくなって診断しにくくなることがある為、洗浄はしないで受診して下さい。