■咳喘息
<症状>
- 咳喘息は、呼吸にともなって聞こえるヒューヒューやゼーゼーといいた雑音はなく、痰のない乾いた咳が、3~8週間以上続きます。
- 咳は、夜間から明け方にかけて出現することが多く、冷たい空気やタバコの煙などの刺激によっても誘発されます。
- 運動や会話時にも咳き込みやすくなります。
- アレルギー素因のある人や女性(男:女=1:2)に多くみられます。
- 咳以外の症状はありません。
- 気管支喘息に移行することもあるため注意して下さい。
<原因>
- 原因は不明ですが、最近患者が増えています。
- 風邪の後に起こることが多いです。
- 風邪の後に3~4週間以上咳が続くようであれば、咳喘息が考えられます。
- 咳喘息は、特有な所見がないため、診断がつきにくい病気の1つです。
<治療>
- かぜ薬や咳止めを飲んでも効果がありません。
- 気管支拡張薬、吸入ステロイド薬、抗アレルギー薬が有効です。
- 咳喘息は深刻な病気ではありませんが、気管支喘息への移行を防ぐために、早期に治療することが大切となります。