■慢性下痢
<症状>
- 水分を多く含んだ便の期間が、2~3週間以上続きます。
- 原因によって、発熱や嘔吐をともなう場合もあります。
<原因>
- 精神的なトラブルで起こる過敏性腸症候群である場合が多いのですが、慢性感染症(腸結核)、寄生虫、潰瘍性大腸炎、大腸がん、大腸ポリープなどの病気が影響している場合もあります。
- 上記のほか、慢性膵炎、慢性胃炎、肝硬変、甲状腺機能亢進症などが原因で症状が出現する場合もあります。
<治療>
- 一般的に下痢への対処方法として、刺激物の多い食品や脂肪の多い食品、生野菜、アルコール飲料、タバコは控えるようにします。(腸への負担を軽くするため)
- 緊張や不安などによる精神的なストレスなどの場合は、その解消に努めることが大切となります。
- 症状が慢性化して栄養の吸収不良などが生じている場合もあるため、下痢が続くようであれば早めに病院受診をしましょう。
- 下痢止めや腸の運動を抑える薬で一時的に改善しますが、原因になる病気がある場合は、その治療を優先します。