■鼻茸(鼻ポリープ)
<症状>
- 鼻の中にできる半透明で軟らかいポリープのことをいいます。
- 慢性副鼻腔炎の方の1~2割くらいに、鼻茸(鼻ポリープ)がみられます。
- ポリープが大きくなると、空気の通り道を塞ぐようになり、鼻をかんでも鼻汁が出なくなったり、鼻呼吸がしにくくなります。
<原因>
- はっきりとした原因はまだ特定されていません。
- 慢性副鼻腔炎や慢性鼻炎の合併症で鼻粘膜の一部がむくみ、しだいに大きくなっていきます。
<治療>
- 副腎皮質ステロイドの噴霧薬を使用すると、ポリープが縮小するため、鼻詰まりなどは軽減します。
- 慢性副鼻腔炎などの原因疾患に対して、抗生物質を使用し治療していきます。しばらくしても、改善がみられない場合は、鼻茸(鼻ポリープ)を切除したり、慢性副鼻腔炎の手術を行います。
- しかし、鼻茸(鼻ポリープ)は、再発しやすいため、手術後も治療を続ける必要があります。