本態性低血圧症

■本態性低血圧症

<症状>

  • 数値による基準はなく、一般に最高血圧が100mmHg未満を低血圧といいます。とくに症状がない場合は、病的な低血圧症とはいいません。
  • 血圧を低下させる原因がはっきりとわからないタイプをいいます。
  • 本態性低血圧症は、低血圧症の9割を占めています。
  • 無症状のこともありますが、めまいや倦怠感、食欲不振、動悸、立ちくらみ、頭痛、冷え性、肩こり、寝起きが悪いなどの症状がみられます。
  • 若い女性でやせ型の人に多くみられます。

<原因>

  • はっきりとした原因は、わかっていません。
  • 親が低血圧の場合、子供も受け継ぐことが多く、遺伝性素因が関与していると考えられています。

<治療>

  • 症状がない場合は治療の必要はありません。
  • 症状がある場合は、規則正しい生活を心掛けて、適度な運動をすることにより症状が軽減します。
  • 朝、なかなか起きられない人は、布団の中で軽く運動をしてから起きるようにすると改善される場合があります。