うっ滞性乳腺炎

■うっ滞性乳腺炎

<症状>

  • 急性うっ滞性乳腺炎は出産後、数日以内に起こるもので、初産婦に多くみられます。
  • 乳腺に乳汁がたまり、乳房が急激に張っていきます。
  • 静脈血などが乳管を圧迫する結果、乳管が詰まり、乳汁が乳腺内にうっ滞(たまること)して発症します。
  • 乳房が赤く腫れて、熱感があり硬くなるため、痛みを感じます。
  • 発熱などの全身症状は軽度です。

<原因>

  • 初産の場合、乳管が狭く、乳管の開きが悪いことが原因としてあげられます。
  • また、陥没乳頭、乳児のお乳を吸う力が弱いことなども考えられます。

<治療>

  • 乳汁が出やすくなるように、乳房の周囲から乳頭に向けてマッサージを行います。
  • マッサージを行っても授乳できない場合は、乳汁が残らないよう搾乳(さくにゅう)します。