急性前立腺炎

■急性前立腺炎

<症状>

  • 尿道や下腹部に不快感や鈍痛を感じます。しだいに、排尿の終りに熱感や痛みを感じるようになり、頻尿や残尿感もみられます。
  • 尿は濁り、排尿の終わりに血尿や膿が出ることもあります。
  • 進行すると高熱をともないます。

<原因>

  • 尿道から侵入した細菌に感染して前立腺が炎症を起こし、充血して腫れ上がります。
  • 原因菌は、主に大腸菌やブドウ球菌となります。
  • 前立腺肥大症や糖尿病に合併して起こることも多いです。
  • 体内の他の部位に感染症があると、その細菌におかされることもあります。

<治療>

  • 軽い場合は、抗生物質や抗炎症薬などの薬を内服し治療していきます。
  • 高熱が出ている場合は、入院して点滴治療を行ないます。
  • 重症の場合は、敗血症を引き起こし、生命の危険を伴うことがあるため注意が必要です。