ボツリヌス菌食中毒(毒素型) | 看護師が作成する病気・症状サイト

ボツリヌス菌食中毒(毒素型)

■ボツリヌス菌食中毒(毒素型)

<症状>

  • 汚染された食品を食べて約8~36時間以内に、めまいや頭痛、吐き気が起こり、物が二重に見えたり、目が開きにくいなどの症状が出現します。
  • 上記のほかには、声が出にくくなったり、食べ物が飲み込みにくいなどの嚥下困難、腹痛、便秘などもみられます。
  • 重症になると、呼吸ができなくなり呼吸困難におちいることもあります。
  • 致死率は20%程度といわれています。

<原因>

  • ボツリヌス菌は土壌や海や川などの泥砂中の自然界に多く存在します。
  • 嫌気性菌のため酸素のないところで増殖し、熱に強い芽胞を作ります。
  • 原因となる食品として、ハム・ソーセージなどの加工品、キャビア、びん詰や缶詰、真空パック食品、レトルト食品、いずしなどがあげられます。
  • 1歳未満の乳児にみられるボツリヌス感染症では、はちみつなどが原因となります。

<治療>

  • 予防として食べる前に食品を十分加熱します。
  • 調理する食品は新鮮なものを使用し、土がついているものは十分に洗ってから使用します。
  • ボツリヌス食中毒が疑われる場合、この菌に対する抗毒素血清による治療が必要となります。