■悪性リンパ腫
<症状>
- 白血球の中のリンパ球ががん化し、リンパ管・リンパ節内で増殖する病気です。
- 悪性リンパ腫は大きくホジキン病(HD)と非ホジキンリンパ腫(NHL)の2種類に分けることができます。
- ホジキン病(HD)は欧米に多い疾患で、非ホジキンリンパ腫(NHL)は日本で圧倒的に多くみられます。
- 一般的な症状はリンパ節腫大で、頚部、腋の下、太ももの付け根などが腫れてきます。
- 全身にがんが広がってくると、発熱、全身の倦怠感、食欲不振、寝汗、体重減少などの症状が出現してきます。
<原因>
- 一部のリンパ腫にはウイルスの感染が認められていますが、大半の悪性リンパ腫では、ウイルスとの関連はなく、原因不明です。
<治療>
- 放射線療法や抗がん剤を使用した化学療法が行われます。
- 病変の部位によっては、手術による切除が行われる場合があります。