花粉症

■花粉症

<症状>

  • スギやヒノキなどの花粉が目や鼻に入ることで起こるアレルギー反応です。
  • 日本人の5人に1人は、花粉症の患者であるといわれます。中でも多いのがスギ花粉症で、その約8割を占めています。
  • 鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻詰まり)と目の症状(かゆみ・涙・結膜の充血)が主な症状として現れます。
  • その他、顔や首の皮膚のかゆみ・イライラや集中力の低下・だるさ・熱っぽさがみられる方もいます。
  • 症状は、原因となる花粉の飛散時期に現れるのが特徴です。

<原因>

  • 花粉症の原因となる植物は多種多様で、50種以上にのぼるといわれ、飛散時期もまちまちです。
  • 代表的なものは、「スギ(2~4月)」、「ヒノキ(3~5月)」、「カモガヤ(4~7月)」、「ブタクサ(8~10月)」などです。
  • 風が強く晴天の日や気温が高い日、湿度が低くて乾燥している日雨上がりの翌日晴れた日などは花粉が多く飛散するため注意して下さい。

<治療>

  • 薬を用いる「対症療法」と、アレルギー体質を改善する「根治療法」があります。
  • 「対症療法」:以下の薬を、花粉の飛散が始まる2週間前から使用すると症状が軽くてすむ事がわかっています。
    • 「内服薬」:くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの原因となるヒスタミンを抑える、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が使用されます。内服薬には、効きめが長く持続するように工夫された薬もあります。
    • 「点鼻薬」:鼻の粘膜の充血やはれをおさえ、鼻のとおりをよくします。鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻詰まり)を速やかにとめることができます。点鼻薬は、眠気をもよおすことが少ないといわれています。
    • 「目薬」:目のかゆみや充血を抑える役目をします。
  • 「根治療法(減感作療法)」
    • 医師が診察して、原因となる花粉の成分を注射することによって体を慣らす方法で、2年以上続けると効果があるとされています。
    • 完全に治る人の割合は、おおむね6割以下にとどまっており、まだまだ改良の余地があります。

<予防法>

  • 風の強い日は外出を避けます。
  • 外出時には、マスク(花粉を通さないもの)帽子・眼鏡などを着用します。
  • 外から家に入るときは、衣類の花粉を払ってから入ります。また、帰宅後は洗顔や手洗い・うがいをし、鼻をかむこともよいでしょう。
  • 干した布団や洗濯物には花粉がつくので、取り込む前によく払うようにします。(洗濯物は、乾燥機の使用も予防につながります)
  • 髪の毛が長い方は、コンパクトにまとめ、花粉が髪につかないようにします。
  • こまめに掃除をします。

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