低出生体重児(未熟児)

■低出生体重児(未熟児)

<症状>

  • 低出生体重児(未熟児)は、出生児の体重で以下のように分類されます。
    • 低出生体重児:出生体重2500g未満
    • 極低出生体重児:出生体重1500g未満
    • 超低出生体重児:出生体重1000g未満
  • 低出生体重児(未熟児)の特徴として、生命維持に必要な臓器の機能が整っていないため、呼吸や体温調節がうまくできなかったり、抵抗力が弱い為に細菌感染を起こしやすくなります。
  • また、黄疸の症状がみられたり、貧血になりやすくなります。

<原因>

  • 早産(在胎期間が22週~36週で出産すること)
  • 何らかの原因で、子宮内の胎児の発育が遅れ、在胎週数に応じた体重よりも小さい状態を子宮内胎児発育遅延(IUGR)といいます。全妊娠の3~7%ぐらいにみられるといわれています。

<治療>

  • 自分で呼吸ができないような状態では、人工呼吸器での呼吸管理や栄養チューブでの哺乳または点滴が必要となります。
  • 細菌感染には十分な注意が必要なため、新生児集中治療室(NICU)に入る時は手洗いをし、用意されているマスク、ガウン、帽子を着用します。