外陰潰瘍

■外陰潰瘍

<症状>

  • 外陰部が腫れて痛みを伴う潰瘍ができ、熱をおびてきます。
  • とくに、排尿する時にしみるようになり、ひどくなると歩行時にも痛みます。
  • 潰瘍は小陰唇や会陰に発生することが多いのですが、腟のなかや子宮頸部にできることもあります。
  • 外陰の潰瘍と口内炎も併発するときは、ベーチェット病の一症状とも考えられます。

<原因>

  • 明らかな原因はまだわかっていません。
  • ウイルスや細菌感染の場合もありますが、自己免疫疾患ではないかと考えられています。

<治療>

  • 局所を清潔に保ち、痛みなどの症状を和らげるには、非ステロイド性抗炎症薬を使用します。
  • 潰瘍を繰り返す場合や症状が強い場合は、抗生剤の軟膏や、さらに副腎皮質ステロイドを含有する軟膏を用いて治療します。