■過短月経・過少月経
<症状>
- 月経血の量が30ml以下と少なく、ナプキンがほとんど必要ないような場合を過少月経といいます。
- 月経日数が2日程度と短いものを、過短月経といいます。
<原因>
- 子宮の発育不全、妊娠中絶による子宮内腔の癒着、卵巣の機能低下などがあげられます。
- ホルモンの分泌異常によって起こる無排卵性月経や黄体機能不全の場合もあります。
- 思春期や更年期、出産後にもみられることが少なくありません。
- 中には、卵巣や子宮は正常で、月経血の量は少ないという場合もあります。
<治療>
- 卵巣に原因がある場合は、ホルモン療法を、子宮の異常よるものは、症状に応じた治療を行います。
- 月経血の量や日数が平均より少なくても、月経が毎月きちんとくるようであれば、治療の必要はありません。