子宮後屈症

■子宮後屈症

<症状>

  • 子宮は、お腹側に傾いている(子宮前屈)のが普通ですが、後ろの背中側に傾いているものを子宮後屈といます。
  • 若い女性に多くみられます。
  • 生理痛や下腹部痛が起こりやすくなります。
  • 後屈が強いと、骨盤内周囲の血管を圧迫して血流が悪くなり、腰痛を起こすこともあります。

<原因>

  • 多くは先天的であり、特別に問題はないことが多いです。
  • 子宮内膜症などがあると、他の臓器と癒着を起こし、これが原因となって子宮が後屈になっている場合があります。

<治療>

  • 妊娠・出産によって正常な位置に戻る場合もあります。
  • 先天的で無症状であれば、とくに治療の必要はありません。
  • 癒着により子宮後屈になっている場合は、癒着をはずして子宮を元の位置に戻すような手術をする場合もあります。