早発月経

■早発月経

<症状>

  • 初潮を迎える時期には個人差がありますが、日本産婦人科学会では、12歳頃を初経初年齢の平均としています。
  • それより早く、10歳未満で初経が起こるものを、早発月経といいます。
  • 早発月経、乳房発育が7歳未満から始まる、9歳未満で恥毛の発毛が始まる、のいずれかがみられる場合を早発思春期といいます。

<原因>

  • 生活環境や遺伝、栄養状態によって月経開始時期が早まることもあります。
  • 脳の視床下部や脳下垂体の働きが早期から異常に活発化し、そのため卵巣機能が早期に促進されることです。

<治療法>

  • 遺伝や体質的なものは、とくに治療の必要はありません。
  • ホルモンの分泌異常による場合は、初潮から間もないころは、急速に身長が伸び、途中で成長が止まってしまい低身長になることがあるため、一度検査をする必要があります。
  • 症状によっては、ホルモン療法が行われます。