葉状腫瘍

■葉状腫瘍

<症状>

  • 乳腺に直径2~3cmのものから、10cm以上の大きさの腫瘍ができます。
  • 急速に大きくなることが特徴で、表面に出っ張ってくることもあります。
  • 境界がはっきりしており、軟らかい部分と硬い部分が混在します。
  • 発症年齢は、30歳代~50歳にかけて多いといわれています。

<原因>

  • 腫瘍ができる原因は、はっきりしていません。

<治療>

  • 良性葉状腫瘍で増大傾向のないものは経過観察でよいものもありますが、外科手術が基本になります。
  • 基本的には良性ですが、悪性化するものもあります。
  • 化学療法、放射線療法は限られた効果しかありません。また、良性でも局所再発の可能性があり広範囲切除が基本となります。
  • 悪性の中には、遠隔転移としては肺をはじめ全身へ血行性転移をするものもあります。(悪性葉状腫瘍)
  • リンパ節転移はほとんど認められません。