稀発月経

■稀発月経(きはつげっけい)

<症状>

  • 月経周期は、25~38日までの範囲が正常とされています。それを超えて間隔があいてしまう場合を、稀発月経(きはつげっけい)といいます。

<原因>

  • 18歳以下の初潮の時期や40歳以降の閉経期には、月経周期が乱れがちになるため、それほど心配はいりません。
  • 上記以外で周期が39日以上に延びる場合は、ホルモン分泌異常・甲状腺機能の異常・肥満・ストレスが関与していたり、糖尿病などの病気がかくれていることもあります。
  • 他に、生理から排卵までの日数が長い遅延排卵があげられます。 放置すると無月経になってしまうこともあるため注意して下さい。

<治療>

  • 基礎体温を測定して、排卵の有無を確認します。稀発月経でも、排卵が認められると、不妊症とのつながりはほとんどありません。
  • 基礎体温からみて明らかに排卵が認められると判断できる場合は、そのまま経過観察する場合が多いようです。
  • 無排卵の場合は、婦人科を受診し検査を受ける必要があります。