乳腺症

■乳腺症

<症状>

  • 乳房を押すと痛みを感じたり、じっとしていても痛みを感じるしこりができます。
  • しこりや痛みは、月経前に強くなり、月経とともに軽減するのが特徴です。また、乳頭異常分泌(乳汁様、血性、無色)を伴なう場合もあります。
  • しこりはやや硬く、しこりと周囲の組織の境界がはっきりしません。
  • 30~40歳代前半に多くみられます。

<原因>

  • 女性ホルモンのアンバランス(エストロゲンの過剰)が乳腺に影響を与え、水がたまったり、筋が張ったりします。

<治療>

  • 大部分は自然に症状が消失するため、経過観察します。
  • 乳房の痛みが激しい場合は、ホルモンを使用(エストロゲンを抑えるダナゾールと言う薬)することがあります。また、鎮痛剤や漢方(当帰芍薬散)を内服して痛みをコントロールする場合もあります。
  • 乳房全体が硬くなってしまい、乳がんなどのしこりが見つけにくくなる事があります。乳腺症の中には、がん化しやすいものもあるため、定期的な検診をおすすめします。

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