胃酸過多症

■胃酸過多症

<症状>

  • 胃酸が過剰に分泌される状態で、胃内の塩酸の酸度が異常に高くなる状態のことをいいます。
  • 胸やけ、げっぷ、呑酸(胃液が口までこみあげ、口の中が酸っぱくなる状態)、空腹時の胃の痛み、胃のもたれなどの症状が出現します。食後1~2時間でおこるのが普通です。

<原因>

  • 胃酸を分泌する細胞の増加や胃酸分泌を促す中枢神経からの刺激に対する過剰反応などが考えられますが、詳しい原因はわかっていません。
  • また、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍などが原因で胃酸分泌能が亢進し、胃酸過多を引き起こしています。

<治療>

  • 胃酸の分泌を抑制する胃酸分泌抑制薬(H2ブロッカーやプロトンポンプ阻害薬)を服用します。
  • 日常生活では、香辛料や炭酸飲料、アルコール、コーヒーなど胃酸の分泌を促す食品は控えるようにします。また、タバコなどの刺激物も控えるようにします。