膣トリコモナス症

■膣トリコモナス症

<症状>

  • 感染後、2週間程度で発病します。
  • 急におりものが増え、同時に外陰部に強いかゆみが生じます。また、おりものに異臭がまじるようになります。
  • 進行すると、黄色いおりものに血が混じるようになり、、かゆみとともに排尿時に痛みを感じるようになります。

<原因>

  • トリコモナス原虫が膣内に感染して炎症を起こします。
  • 男性の場合、前立腺や尿道にトリコモナスが寄生することによって症状が起きます。
  • 症状としては、排尿時の痛みや膿など淋病の症状に似ています。ほとんどの方は、自覚症状がないままパートナーに病気をうつすことがあるので注意が必要です。

<検査>

  • 膣分泌液を採取して、顕微鏡検査で原虫の有無を調べます。

<治療>

  • 抗原虫薬の内服、坐薬、軟膏などで治療します。
  • パートナーの男性側にも原虫が寄生している可能性が高いため、同時に治療する必要があります。男性の場合は、内服薬で治療します。