■凍傷(しもやけ)
<症状>
- 表皮のみの障害で、皮膚が青紫色に腫れた状態をⅠ度、真皮までの障害で水疱形成を認めるものをⅡ度、皮下組織にまで障害が及び壊死や潰瘍にまで進んだものをⅢ度と呼んでいます。
- 手や足の指、耳たぶや鼻などにみられます。
- 軽度の場合は、こたつやふとんに入って暖まった時に、かゆみや痛がゆさを感じます。
- 悪化してくると、無痛覚となり水疱形成してくるため注意して下さい。
<原因>
- 0℃以下の寒冷に一定時間以上さらされて血行が悪くなり、皮膚組織がおかされた状態です。
- 冬山登山やスキー場などで起こります。
<治療>
- まずは、暖かい部屋に移ります。
- 患部を40~42℃のお湯に入れて、できるだけ早く温めます。
- 患部に強い痛みが生じる場合は、鎮痛薬を使用します。
- 水疱形成を認めたり、炎症を起こした場合は、やけどと同様の処置をするため早めに皮膚科受診しましょう。
- 壊死がひどい場合は、手足の切断などの外科的処置が必要なこともあります。