にきび(ニキビ)

■にきび(ニキビ)

<症状>

  • 皮脂の多い部分(顔や背中、胸の中心など)にできる皮疹です。
  • にきび(ニキビ)には、いくつかの種類があります。毛穴に皮脂がたまって白くポツンと見える白にきびと、つまった皮脂が空気に触れて酸化し、毛穴が開いて黒く見える黒にきび、また皮膚に常在する菌のアクネ桿菌が増殖して炎症を起こし、赤いぽポツポツができる赤にきび(炎症にきび)があります。
  • 赤にきびが更に悪化してアクネ桿菌やフドウ球菌が増殖し、膿が溜まって膨れ上がります。これを黄にきび(化膿にきび)といい、多くの場合は、真皮まで傷ついてしまうため色素沈着が起こりにきび跡が残ります。

<原因>

  • 皮脂の過剰な分泌により、毛穴につまりがみられ炎症を起こすことでみられます。
  • 思春期には、ホルモンが盛んに分泌されて皮脂量も増えるためにきびができやすくなります。
  • 上記のほか、男性ホルモンの影響や暴飲暴食や偏食、過剰なストレス、睡眠不足、シャンプーやリンスの洗い残し、手洗いをきちんとせずに皮膚に触れるなども原因としてあげられます。

<治療>

  • まずは、皮膚を清潔に保ちます。
  • 脂肪分や糖分のとりすぎに気をつけて、バランスのよい食生活を心掛けます。
  • ピーナッツ類やチョコレートの取りすぎにも注意して下さい。
  • にきび(ニキビ)の治療法として、抗生物質の外用薬があります。アクアチムローションとアクアチムクリームが多く処方されます。(ローションの方が効果が高いように感じます。)ほかには、ダラシンローションがあり効果は高いのですが、保険適用外となります。
  • 内服薬としては、抗生物質とビタミンB2とB6、ビタミンCの服用があります。
  • 睡眠不足も肌荒れやにきびの原因となるため、規則正しい生活を心掛けます。