■舌がん
<症状>
- 最初は、舌の表面がざらざらする程度で目立ちません。
- 進行してくると、舌の縁の痛み、ただれて食べ物がしみる、しこりができるなどの症状が現れ、潰瘍ができ始めます。
- さらに、舌がうまく動かなくなってきます。
- 中高年の男性に多く、進行が早いがんです。
- 顎下部や頸部リンパ節、肺などへ転移します。
<原因>
- 入れ歯の他、歯並びが整っていなかったり、歯にとがった部分がある場合に発症しやすくなります。
- 上記の理由により、刺激が繰り返され、小さな傷や潰瘍ができて、それが誘因になるとみられています。
- また、熱いものを食べてできたやけど、刺激物の継続的な過剰摂取、飲酒、喫煙もがんの発生を促します。
<治療>
- がんが小さい場合は、放射線治療を中心に行います。
- 進行がんには、手術療法と放射線治療を併用します。
- 手術は、舌の部分切除や舌の全摘出、下顎を含めた切除などあります。
- 大部分を切除した場合は、ものが飲み込めなくなる為、再建手術が必要になります。