うつ病(鬱病、単極性障害) | 看護師が作成する病気・症状サイト

うつ病(鬱病、単極性障害)

■うつ病(鬱病、単極性障害)

<症状>

  • 何らかの原因で悩むことにより気分が落ち込み、その結果、身体症状も出現するのが特徴です。
  • 一日中気分の落ち込みがありますが、とくに朝方にひどくみられます。
  • 夜はなかなか眠れないことが多く、寝ついてもすぐに目が覚めたり、朝は目覚ましよりも早く目が覚めたりといった状態になります。朝は、とにかく元気がないのが特徴です。
  • 日中は、仕事にやる気がでないなど意欲低下もみられます。また、不安や焦りが強くなり、イライラしてくることもあります。
  • 罪悪感で自分のことを責める気持ちが強くなることもあります。ひどくなると、死ぬことを考え、自殺するおそれもあります。
  • 身体症状としては、頭痛、めまい、食欲低下、体重減少、胃部不快感、肩こり、息切れ、動悸、月経不順、手足のしびれなどがみられます。

<原因>

  • 遺伝性、性格、精神的ストレス、病気、ホルモンの分泌変化など、さまざまな要因が考えられます。
  • 性格的には、几帳面で完璧主義の人、責任感や正義感が強い人、周囲との争いを好まず人にどう見られているかとても気にする人などに多くみられます。
  • きっかけとしては、仕事や人間関係、リストラ、転勤、退職、親しい人との別れ、失恋、病気やけが、離婚、多額の借金、事件・災害などがあげられます。
  • 上記のほかには、妊娠、出産、子供の自立、引っ越し、昇進などの自分の望んでいたことでもストレスになって生じる場合もあります。

<治療>

  • 治療の基本は休養と薬物療法になります。
  • まずは、ゆっくりと休み、疲れた身体と心を回復させていくことが重要となります。
  • 薬物療法として、主な抗うつ薬の種類には、三環系抗うつ薬(トリプタノール、アモキサンなど)、四環系抗うつ薬(ルジオミール、テトラミドなど)、SSRI(ルボックス、パキシルなど)、SNRI(トレドミン)などがあります。最近は、比較的副作用が少ないSSRIとSNRIが主流になってきています。
  • 抗うつ薬は、2~4週間のうちに徐々に効果が現れるため、すぐに効果が出ないからといって不安になる必要はありません。
  • うつ病は、再発しやすいため、症状が改善しても自己判断で服薬を中止したり、量を調整したりせず、医師の指示どおりに服薬を続けます。