■脂肪肝
<症状>
- 肝細胞に中性脂肪がたまり、肝臓が肥大した状態をいいます。
- 肝細胞が脂肪でいっぱいになると、肝臓内の血管が圧迫され肝機能が低下していきます。その結果、疲労感や倦怠感がみられます。
- 多くの場合は、自覚症状はなく、会社の健康診断などで偶然発見される場合がほとんどです。
- 性別では、40歳前後の男性に多くみられます。
<原因>
- 長期間にわたる飲酒、肥満が圧倒的に多く、糖尿病でも起こることがあります。
<治療>
- アルコール性の脂肪肝は肝硬変まで進み、死に至ることもあるため禁酒するよう努力するのが基本的な治療となります。(禁酒に努めれば1~3ヶ月で肝機能の数値は正常に戻ります。)
- 肥満が原因の場合は、食事の摂取エネルギーを制限し、たんぱく質やビタミンB・Cを十分とるようにします。また、それと併せて運動習慣を身につけ筋力強化に努めます。
- 1日のエネルギー摂取量の出し方は?
- (身長ー100)×0.9=標準体重
- 標準体重×25=1日のエネルギー摂取量(キロカロリー)
- 糖尿病の人は、治療をし血糖コントロールに努めます。