腎盂腎炎 | 看護師が作成する病気・症状サイト

腎盂腎炎

■腎盂腎炎

<症状>

  • 腎盂腎炎は、男性に比べて女性に多くみられます。
  • 悪寒とともに突然38℃以上の熱出て、腰や脇腹から背中にかけて痛みます。
  • 背中の肋骨の下あたりをたたくくと、響くような痛みを感じます。痛みは片側に出ることがほとんどです。
  • 吐き気や嘔吐、排尿時の痛み、頻尿、血尿などがみられる場合もあります。

<原因>

  • 多くは、細菌が膀胱から尿管を逆流し、腎盂や腎実質(腎臓そのもの)に感染して炎症を起こします。
  • 細菌が血液を通って腎臓に感染する血行性感染もあります。
  • 膀胱尿管逆流や腎臓または尿路結石、尿管狭窄、前立腺肥大などがあると、腎盂腎炎が起こりやすくなります。
  • 再発を繰り返すと慢性腎盂腎炎に移行することもあるため注意します。
  • 慢性腎盂腎炎が長期間続くと、腎臓の機能が悪化し腎不全になる場合もあります。また、細菌が血液中に混じり敗血症などの全身の感染症になる場合もあるため、腎盂腎炎は早期治療が重要となります。

<治療>

  • 水分を十分に摂取し、なるべく安静を心がけます。
  • 急性腎盂腎炎の場合は、原因となっている細菌の種類を判別し、それに有効な抗生物質を使用して、約1週間程で治癒します。
  • 慢性腎盂腎炎の場合も、上記と同様に抗生物質で治療しますが、長期にわたる服用が必要となります。
  • 膀胱尿管逆流や結石、尿管狭窄が原因の場合は、手術が必要になる場合もあります。
  • 慢性化して腎不全を起こした場合は、血液浄化療法(人工透析)を行います。