水痘(水ぼうそう) | 看護師が作成する病気・症状サイト

水痘(水ぼうそう)

■水痘(水ぼうそう)

<症状>

  • ウイルス感染後10~21日の潜伏期間のあと、赤い米粒大の小さな発疹が出始めます。
  • 次に丘疹(少し盛り上がった発疹)を経て、半日~1日で強いかゆみがある水疱に変化し、その後は痂皮(かさぶた)形成して3~4日で黒いかさぶたになります。
  • 発疹は胸、背中、腹部などに出始め、しだいに顔、手足、口の中、頭髪部、陰部にも出現します。(37~38℃代の発熱がみられることもありますが、全く出ないこともあります。)
  • 全ての発疹は約1週間でかさぶたになり、痕を残さずに治りますが、かきむしって細菌の二次感染を起こした場合などは痕が残ることもあります。
  • 水痘(水ぼうそう)に最もかかりやすい年齢はが3~7才で、9才くらいまでにはほとんどの子供かかります。一度かかると免疫ができます。
  • 感染力が強く、空気感染や飛沫感染が主体で接触感染もあります。
  • 発疹の出る1~2日前から、発疹がかさぶたになるまでの間(約7~10日後まで)は、うつりやすい時期となるため、登校・登園については医師の許可が必要です。
  • 水痘(水ぼうそう)の合併症としては、皮膚の細菌感染のほかに、まれに髄膜炎や脳炎、肺炎、小脳失調症、口内炎などを起こすことがあります。
  • 妊娠初期の女性が感染すると、胎児に数々の異常を生じる場合があります。
  • 水痘(水ぼうそう)は、冬から春にかけて多くみられ、夏から初秋にかけて減少します。

<原因>

  • 水痘・帯状疱疹ウイルス(ヘルペスウイルスの一種)の感染によって起こります。

<治療>

  • 対症療法が中心となり、かき壊さないうちに石炭酸亜鉛華軟膏非ステロイド系軟膏(アンダームなど)を塗ることで、かゆみがある程度抑えられます。
  • 早期に抗ウイルス薬(ゾビラックスやアラセナA)を使用すると、症状が比較的軽くすむ場合が多いです。
  • 細菌感染のおそれがあるときは、抗生物質の軟膏や内服薬で治療します。
  • 水痘(水ぼうそう)は予防接種があり、任意接種となっています。まれに接種をうけた子でも感染することがありますが、予防接種(生ワクチン)を受けておくと、かかっても軽くすみます。
  • 水痘患者と接触した場合、72時間以内に予防接種を受けると、発症を予防したり軽くすませる効果があります。しかし、水痘は、発疹が出る2~3日前から感染力があるため、家族内で症状に気づいたときには、すでに2日が経過しておりまず間に合わないと思って下さい。
  • 高熱がでている場合、解熱剤を使用しますが、アスピリンはライ症候群や脳炎を起こすことがあるため、解熱剤は必ず医師に処方されたものを使用するようにして下さい。