霰粒腫(さんりゅうしゅ)

■霰粒腫(さんりゅうしゅ)

<症状>

  • まぶたのなかに、グリグリとしたしこりができ異物感があります。
  • 痛みやかゆみは、あまり出現しません。
  • 細菌に感染して炎症を起こすと、赤く腫れて痛みをともない、麦粒腫(ものもらい)と区別がつきにくいこともあります。

<原因>

  • 脂肪を分泌する瞼板腺(マイボーム腺)が、何らかの原因でつまり、脂肪の固まりができたものです。

<治療>

  • しこりが小さい場合は、自然に吸収して治癒することがあります。
  • また、化膿していなければ、抗菌成分を含む点眼薬を使用することによって治癒することがあります。
  • しこりが大きい場合は、副腎皮質ステロイド薬を局所に注射したり、手術をして切開し脂肪の固まりを摘出します。
  • 再発を繰り返す場合は、組織を採取して検査をします。
  • まぶたのしこりに気づいたら、こすらないように注意しましょう。