鼓膜損傷

■鼓膜損傷

<症状>

  • 痛みとともに、耳の詰まった感じ、出血、難聴が生じます。めまいや耳鳴りが起きることもあります。穿孔(穴)が2分の1以下なら自然閉鎖もあります。

<原因>

  • 耳かきや綿棒による耳そうじで誤って突いてしまったり、急激な気圧の変化(平手打ち、爆発、潜水、ボールがぶつかるなど)によって起きます。男性にやや多く、10~20歳代が大半です。

<治療>

  • すぐに耳鼻咽喉科を受診します。
  • 受傷直後で耳だれなどがなければ、消毒のみで特に大きな処置はせず、感染予防の抗生剤を使用し自然治癒を待ちます。
  • 3~4週たっても穿孔(穴)が小さくならない場合は、人工鼓膜を貼ることで、再生を促進することもあります。
  • 3ヶ月待っても穿孔(穴)が閉鎖しない時は、鼓膜形成術を行います。
  • 医師の許可がでるまで水泳などは避け、入浴や洗髪も耳にカバーをして行います。定期的な聴力検査も必要となります。