ガングリオン

■ガングリオン

<症状>

  • 関節の周辺に半球状の良性の腫瘤(しこり)ができます。しこりの中には、透明なゼリー状の粘液が入っています。
  • 手首の甲側がいちばん発生しやすく、そのほか手のひら側の手首や指の付け根などにもみられます。
  • 大きさは数mmから数cmにおよびます。
  • ふつうは無症状ですが神経が圧迫されると、痛んだりすることがあります。
  • 男性よりも女性に多く発症します。

<原因>

  • 関節包(関節を包む袋)や腱鞘(腱を包む鞘)の変性により生じます。

<治療>

  • ガングリオンの中には、自然に消えるものもあり、放置しても問題はありません。
  • しかし、しこりが大きくなって不快感がある場合や痛みがあるときは、注射針を刺してゼリー状の粘液を吸引します。
  • 痛みが強い場合や繰り返し粘液がたまる場合は、手術をして取り除きます。手術は外来でできます。